出会い系サイトの利用者が体験談を語ってくれるインタビューシリーズ。
第一回目の今回は27歳のリケジョOLさんが本音を話してくれました。
マッチングアプリの「ペアーズ」を始めて1年の彼女。
ペアーズを始めた理由、実際に使ってみた感想、出会った男性たちのことなど赤裸々に話していただけました。

20代OLのリアルな気持ちを知ることができました!
かすみさんのプロフィール
27歳。横浜在住。
上場企業の研究部門で働く理系女子。
今まで付き合った男性は4人。
川島海荷に似ている色白美女。
―― かすみさん、写真で見た通りの綺麗な方でビックリしました
かすみ ありがとうございます(笑)
――それだけ綺麗だとマッチングアプリで「いいね」をたくさんもらったんじゃないですか?
かすみ 他の女性がどのくらいもらっているのか知らないので、多いのか分かりませんけど、500以上もらいました。
――500!!
ペアーズを始めた理由
――出会い系アプリを使わなくても彼氏ができそうに見えますが、どうしてペアーズをやろうと思ったんですか?
かすみ 就職してから出会いがなかったんです。2年くらい彼氏がいませんでした。
でも「毎日楽しいから彼氏はいいや」って思ってたんですけど、ペアーズで彼氏ができた女性の友人が「かすみもやりなよ」って誘ってくれて。
こういうアプリを使ったことがなかったので興味もあって。
――お仕事は研究職でしたよね。
かすみ はい。私、理系で。大学院を卒業してから今の会社で研究職として働いています。
大学時代に付き合っていた彼氏とは卒業前に分かれてしまって。就職してから横浜に来ました。
――理系なら学生時代はモテモテだったんじゃないですか?
かすみ モテました(笑)
男女比が10:1くらいだったので、周りは男の子ばっかりでしたから。
――私も理系だったので分かります。ジャイ子みたいな風貌の女性でも彼氏が途切れないんですよね(笑)
かすみ ジャイ子は失礼!だけど、本当にそんな感じです。顔は関係ない感じで。理系の女の子たちは全員彼氏がいました。
彼氏が欲しい女子高生は理系大学へ進学するのがおすすめですよね(笑)
――ホントその通りです(笑)初めてお付き合いしたのは何歳の時でした?
かすみ 彼氏ができたのは中学生の時です。でも付き合ったとは言えないかも。毎日一緒に下校していただけで終わりました。
――どうして終わっちゃったんですか?
かすみ 自然消滅です。私が地元の女子高に入って、彼氏は電車通いの少し遠い高校に行ったんです。だんだん会う回数が減ってという感じで。
――では女子高時代は何もなく、大学に入ってからオトコを知ったと(笑)
かすみ そうなりますね(笑)
――とっかえひっかえ?
かすみ 違います!ちゃんと真面目にお付き合いしていましたよ
――失礼しました(笑)大学時代は何人とお付き合いしましたか?
かすみ 4人です。1人の人とは2年間付き合っていたんですけど、他の人は3か月も続かずに別れることが多かったです。
――そんなもんですよね
かすみ そんなもんです(笑)
ペアーズを使ってみた感想
――ペアーズを使ってみてどうでしたか?
かすみ 「いいね」をしてくれた男性を見ていくんですけど、これっ!と思える人がなかなかいなくて。
――500もいいねをもらったのに?
かすみ うーん。顔は良いけど話してみたらアホそうとか。話は楽しいけど顔が私の嫌いな上司に似てるとか。どうしても悪いところを見ちゃうんです。
あとオタクっぽい人がいっぱい寄ってきます。メガネ率高すぎ!って思います。SE(システムエンジニア)もたくさんいます。ディズニーの基幹システムを作ったと言う男性が2人もいました(笑)
――リケジョだからじゃないですか?かすみさんのプロフィールを読んだヲタク男性が「気が合うかも」って思っていいねしてくれるんですよ。きっと。
かすみ そうかも。プロフィールに仕事のこととか、理系女子って書いてました。原因はそれかぁー
――では一度も会ったことはないんですか?
かすみ 10人以上会ってます
――え?
かすみ 食わず嫌いはよくないと思って、とりあえず会ってみようと。それから考えようと。
――会うまでの流れはどんな感じなんですか?
かすみ 「いいね」をくれた人の中から、興味ある人に「ありがとう」を返してマッチングしますよね。それからお話して。アプリなんで共通の知り合いもいないし、趣味の話が多くなりますね。何のためにもならないような話をずっとしてます(笑)
――それでフィーリングが合う人とデートするわけですか?
かすみ そうですね。話が楽しい人と。
――良い人はいましたか?
かすみ いないです(笑)スペックを知るとお互いにひいちゃうことが多いんですよ。
――スペックで引く?
かすみ 会話からお互いの収入が予想できるじゃないですか。
私は理系の院卒で、上場企業で研究職をしていて、同期が何人くらいとか、そういうのを聞くと、会社の規模感が分かりますよね。相手のも分かる。
そういう話をしてみると自分より収入のある男性が意外といないことに気づいたんです。アラサーで200~300万だと「ん?」ってなったり。
――なるほど。自分より稼いでいる女性と付き合うのはプライドが許さない男性も多いですからね。
かすみ そうかもしれないです。お互いに引いちゃいますから。
――やっぱり男性の経済力は譲れないポイントですか?
かすみ はい。今の生活水準は絶対に落としたくないです。彼氏がいなくても毎日楽しいんです。ひとりで生きていけるんじゃないかってくらいに。
今、マンション買おうか本気で悩んでいます(笑)
だから、今の生活を捨てても良いと思えるくらいの何かがないとダメなのかなって。
――経済力以外でも気になることがあったりするんですか?
かすみ 初対面なのにやたら距離が近い人とかちょいちょい触ってくる人とかいる。そういうのは速攻でブロック。ベタベタされるの嫌いなので。
――それは失礼ですね
かすみ あと、入ったお店の食事が不味かったらイライラします(笑)
自分でも選り好みし過ぎている自覚はあるんですけど・・・。今の生活を崩してまで無理に付き合うこともないのかなって。
――でも10人以上の男性と会っているということは、恋人が欲しいと思っているんですよね
かすみ うーん・・・。もし良い人と会えるのなら、一人でいるより二人でいた方が幸せな気がしませんか?
――そう思います。1人もいなかったんですか?そういう男性は。
かすみ 一人だけお付き合いした人がいました。同じ年齢の人で、収入も私より下だったんですけど(笑)
――良い出会いもあったんですね
かすみ でもいろいろあってフラれちゃったんですよね。いろいろは聞かないでくださいね!
――聞きたいけど我慢します(笑)
かすみ フラれる直前は「これが最後のLINEだ」って分かってたから、「さよなら」と書かれた返事が返ってくるのを待つのが辛くて。
待っている間に頭は痛くなるし、お腹はグルグルするし、ストレスがすごかったです。
それで別れの言葉が返ってきて。
大親友を失った感じ。人生の一部を失った感じ。
――彼のことを本気で好きだったんですね
かすみ はい。でも不思議とスッキリもしました。頭痛も消えて。
――もう前を向いているんですか?
かすみ マイペースにやろうと思ってます。
実生活には出会いがないんですけどアプリにはたくさんあるので、いつか見つかると良いなって思ってます。
(あとがき)
かすみさんの話を聞いている時、私は内心ではこう思っていました。
「スペックが高い女性は、男性を見る目が厳しくなりすぎて逆に良い出会いがなくなるのかな?」
でも、かすみさんがお付き合いした男性のスペックは高くなかったんですよね。
ベンチャー系の企業でSEをしている人で、写真も見せてもらいましたが顔はいたって普通のメガネ男子でした。
「男性のスペックを重視している」とかすみさん本人は思い込んでいるようでしたが、実は内面をちゃんと見て選んでいたんです。
かすみさんってなんか西川史子さんみたいな女性だなぁとちょっと思いました。
率直で努力家で真面目だけど、恋には不器用というか。
でもまだ27歳だし、次こそは良い出会いを掴んで欲しいですね。
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